neji&co.『Cues』

neji&co.は、ダンサー・振付家の捩子ぴじんを中心に結成され、2020年より京都を拠点に活動するダンスカンパニーです。新型コロナウイルスの感染拡大と同時期に活動を開始し、コロナ禍をテーマにした『Sign』、『Cue』や、アーティストの梅田哲也に委託した『ドレスコード』などの作品を発表してきました。また、インタビューや対談を掲載したカンパニーマガジン「バラやイカ」を発行しています。現在、カンパニー主宰、捩子ぴじんは、セゾン文化財団が主催する「オンライン・リサーチ・レジデンシー2021/22」に参加し、感染収束、ワクチンの接種機会や補助金の採択通知等、コロナ禍で継続している様々な待機の在り様と、時間感覚の失調や体の不調から回復するプロセスを“喪”と捉え、様々な“喪”に関するリサーチを行なっています。それらリサーチを元に、行動するきっかけを待つことと、病や喪失から回復するプロセスを振付として制作することを目的としたダンス作品『Cues』を上演します。公演後、2022年2月に「オンライン・リサーチ・レジデンシー2021/22」の成果発表として、上演を元に制作された映像作品が、オンラインで配信されます。また、2022年4月に、『Cues』の発展形として、リクリエーションした『Cue』をTHEATRE E9 KYOTOで上演します。“Cue”は、きっかけ、手がかり、合図を意味する英語です。また、舞台作品でパフォーマーが登場する、退場する、音響や照明が変化するなど、公演中に起こる様々な出来事のきっかけを“キュー”と言います。きっかけを作ること、きっかけを待つこと、きっかけによって動くことを振付として扱い、様々な振付を体に作用させ、持続する現在の外に出ることを試みるダンスです。

『Cues』
振 付|捩子ぴじん
出 演|捩子ぴじん、姫田麻衣
撮 影|大谷悠
舞台監督・照明|脇田友(スピカ)
音響・録音|mizutama
記録写真|脇田友(スピカ)
主催・企画製作| neji&co.
協 力|増田美佳、島貫泰介、Space bubu、FIGYA、HAPS、公益財団法人セゾン文化財団、THEATRE E9 KYOTO、一般社団法人フリンジシアターアソシエーション
2021年度セゾン文化財団 滞在アーティスト、令和3年度文化庁「アーティスト・イン・レジデンス活動支援を通じた国際文化交流促進事業」、京都市「Arts Aid KYOTO」補助事業、supported by KAIKA
  

日程|2022年1月26日(水) 
開演|19:00(開場|18:45)
上演時間|70分
会場|KAIKA
 
チケット料金(前売・当日共に)
一般1500円、25歳以下1000円、18歳以下無料
(25歳以下チケット、18歳以下チケットをご利用の方は、当日受付にて身分証の提示をお願いいたします。)

問い合わせ| nejiandco.kyoto@gmail.com  (neji&co.)

※発熱、咳、倦怠感等、風邪に似た症状もしくは、体調のすぐれない方はご来場をお控えください。何らかの理由で着用できない方を除いて、ご来場の際はマスクの着用をお願いいたします。当日受付にて、検温、消毒のご協力をお願いいたします。場合によってはご入場をお断りさせていただくことがありますので、ご了承ください。


neji&co.
ダンサー・振付家、捩子ぴじんが主宰するダンスカンパニー。“未来への展望を得るための振付”として設立され、2020年より京都を拠点に活動する。
http://nejiandco.com
 
捩子ぴじん
ねじぴじん。ダンサー/振付家。自身の体に微視的な視点でアプローチをしたソロダンスや、ダンサーの体を物質的に扱った振付作品を発表する。2020年にカンパニー“neji&co.”を設立し、活動を開始する。目的を持たず、動いた瞬間に消え去ってしまうダンスの身振り・手振りと、それらを作品として統合する劇場の空間、舞台芸術の時間に注目し、ダンス作品を製作している。また、編集者、美術家、ダンサー/振付家からなるリサーチコレクティブのメンバーとして、京都を拠点に墓、葬送儀礼、埋葬にまつわる調査を継続している。2011年、横浜ダンスコレクションEX審査員賞、フェスティバル/トーキョー公募プログラムF/Tアワード受賞。2016年、Our Masters土方巽『異言/glossolalia』キュレーター。2021-2023年度THEATRE E9 KYOTOアソシエイトアーティスト。
 
オンライン・リサーチ・レジデンシー
https://www.saison.or.jp/topics/topics-air/オンライン・リサーチ・レジデンシー-2021-22-2.html